独立開業コラム
- 2020.01.17 【集客】美容室を出せばお客様は来てくれると思っていたら要注意!
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「腕の良い美容師は、宣伝しなくても口コミで評判が広がって、お客様がつくものだ。」と、お考えのあなた!
スタイリスト時代の従業員だった頃はそうだったのかもしれません。
しかし、美容室のオーナーとなり経営者になるとそうはいきません。
経営者はサービスの質や、カットの腕前に加えて集客についても考えなくてはいけません。
美容室オーナーになり、集客という新しいミッションが増えることに備えて、集客方法の特徴をひとつひとつ理解し、上手に利用していきましょう!
美容室を出せばお客様が来てくれる時代はひと昔前の事・・・
かつて経済が右肩上がりだったとき、宣伝などしなくてもお客様が来てくれた時代がありました。
でもそれは一昔まえの話。
その頃は新しい美容室がオープンすると物珍しさもあって、お客さんが来てくれました。
今ほど美容室のオープンはそんなに多くなかったのです。
しかし今の時代は美容室が全国で約25万軒もあります。
さすがに町中に美容室がどんどん新しく出来ているので
お客さんからすると、美容室のオープンはそんなに珍しいものではなくなってきているのです。
この間、近所の美容院がオープンしたと思ったら、もう別のお店になっていた・・なんて事は最近ではよくある話です。
事実、厚生労働者の統計によれば、美容室の廃業は毎年7千~8千軒もあるのですから。
毎日約2軒の美容室が廃業している事になります。
これから美容室をオープンしようとする人から見ると、競合があまりも多すぎるのです。
美容室を取り巻く環境はかなり厳しくなっていて、経営をしていて何か1つの失敗が経営に致命的ダメージを与えかねない状況なのです。
これから開業しようとしている美容師の中には、
オープン時に来てくれるお客様の数を、相場よりも多く見積もっている人も多く見受けられます。
実際に、出店を希望する美容師さんに質問してみると・・・
「自分でお店をしたら、何割位の顧客さんが来てくれると思いますか?」
美容師さん「ん~~~そうだなぁ~多分8割位のお客様が来てくれると思います!」
と言う美容師さんが圧倒的に多いです。
でも、実際にお店をオープンして、来てくれるお客様はだいたい2~3割が相場です。
広告をほとんど行わないで、開業時からずっとたくさんのお客様が継続して来てくれることは。
先ほどお話ししたように、一昔前の時代ならありえますが、今の時代ではほとんどありません。
経営が初めての美容師が大きな借金をして、25万件ある美容室業界に飛び込んでいくのに、
内装や、メニュー単価の事ばかり考えていて、「集客」をあまり重要視していない美容師さんがとても多いです。
お店を出そうとする位の美容師さんですから、お店の中で指名も多く、売上もトップだったかもしれません。
確かに売り上げを上げたのはその美容師さんの努力ですが、そのお店に最初にお客様を集客したのは、そのお店のオーナーが費用や労力を投じて、販促を頑張って行ってた努力の結果なのです。
そこを理解していないと、お客さんはサロンに来てくれて当然と思い込んでしまいます。
スタイルデザイナーでは、事業計画に集客費用を予め組み込んでいます。
集客はとても重要です。オープンしてから広告を出し始めるなんて事はしません。
オープンするエリアによって、効果のある広告媒体も変わってきます。
またオープンするお店のタイプによっても効果の出方が違います。
出店エリアや出店するお店のタイプに応じて、集客効率の良い集客活動をサポートしていきます。
「集客活動スタート」が遅いのは致命的!
多くの美容師さんが、
「お店を開業してから、もしお客さんが思ったよりも来なかったら、その時に広告を出そうと思います。」と言います。
実際の経営では、それでは遅すぎるのです。
開店直後は、前サロンの指名のお客様がたくさん来てくれたりしますが、
数カ月すると、そのお客様も減ってきて、結局残ってくれるのは相場で2-3割位といいます。
慌てて広告を出し始めて、お客様が安定的に自分のお店に来てくれるまで、売上も安定しません。
その間、自分の手持ち資金(運転資金)でやりくりしていくことになります。
お客様が安定的に来てくれるようになる前に、自分の手持ち資金が底をついてしまっては元も子もありません。
集客・販促活動は、オープン前からしっかり準備しておくことが大切です!
美容室のおすすめ集客方法10選!
昔は集客方法といえば、新規顧客はポストチラシ、既存顧客にはダイレクトメール(郵送)でした。
今はインターネットの発達によって、さまざまな集客方法が実現できるようになりました。
自身の開業する美容室に合っている方法、また規模に合っている方法を厳選して利用していきましょう。
ホットペッパービューティー
20代~30代の働く大人女子をターゲットにしているホットペッパービューティー。
知名度はサロン側・お客様側ともに高く、確実におさえておきたい集客ツールです。
基本的には、検索時に表示される順位によって掲載料が変わってくるシステムです。
掲載料を多く支払えばトップに表示されるといった掲載プランなどもあります。
できるだけ掲載料を抑つつ集客も成功させたい、といった場合には、美容室の個性を出すことが大切です。
まゆカット無料サービス、ヘッドスパのアロマの種類が豊富など、アピールできるものを作って他の美容室との差別化を図りましょう。
そうすれば、お客様のニーズにあったキーワード検索であなたの美容室がヒットするかもしれませんよ。
ホームページ・ブログ
美容室のホームページ作成は王道の集客方法です。
SEO(検索エンジン最適化)の方法を勉強して、自店舗が検索上位に表示されるようにしましょう。
美容室を探す人の多くは「横浜 美容室」など、「地域名+美容室」のキーワードで検索します。自店舗がある地域名が含まれた検索で、検索結果の1ページ目に載ると、かなりの集客効果となります。
そして自店舗のホームページを気に入ってもらえれば、来店の可能性が高くなります。
それゆえに、ホームページは魅力的なデザインでないといけません。
ぜひあなたの美容室の魅力が伝わるような、美しいデザインでホームページを作成してみてくださいね。
Googleマイビジネス
Googleマイビジネスは、登録することでGoogle検索結果やGoogleマップの検索時に、会社や店舗などの情報を表示させることができる機能です。
例えば、地図アプリを開き「美容室」と検索すると、近くの美容室が多数表示されると思いますが、この機能で表示される店舗情報を管理するのがGoogleマイビジネスなのです。
Googleマイビジネスは無料で登録できるため、必ず登録を行っておきましょう。
また、Googleマップでの検索時などに自店舗が上位に表示されるように行う施策をMEO(地図エンジン最適化)といいます。
MEO対策を行うことで集客の強化が図れるため、前述のSEO対策とあわせてこちらも押さえておきましょう。
Instagram
おしゃれで心躍るような写真を閲覧・投稿できるInstagram(インスタグラム)。ビジュアルで魅力を伝えることができるので、美容室経営の集客の武器になります。
イチオシのヘアスタイルや、店舗内装、カットコンテストの様子など、さまざまな写真をInstagramにアップし、ユーザーにアピールしましょう。
ターゲットとする層が興味を引くような写真を継続的に投稿できれば、美容室の認知度アップに繋がるでしょう。
Facebook
Instagramだけでなく、Facebookでも定期的に美容室の最新ニュースなどを投稿しましょう。
例えば、「新しいメニューを導入しました」「美容室の模様替えをしました」など。
定期的に投稿することで、既存のお客様に再来店してもらう機会を作ったり、「いいね」や「シェア」をされれば、まだ来店したことのない人にも自店舗の情報を届けることが可能になります。
Twitter
TwitterはもFacebook同様、自店舗に関する様々なニュースを投稿することができます。
ただ、TwitterはFacebookよりも気軽なコミュニケーション手段なので、美容室のニュースだけでなく、「オーナーのつぶやき」など少し個人的なトピックスも絡めてみても良いでしょう。
拡散力の強いメディアなので、面白い投稿やためになる投稿を掲載できれば、多くの人に情報が広がり、お店を認知してもらえるチャンスが増えるでしょう。
また、自店舗のTwitterをフォローしてくれているお客様が来店されたら、接客中にTwitterの話題で話が盛り上がり、再来店に繋がるという好循環が生まれるでしょう。
LINE
LINEは個人と個人の連絡手段のSNSだと思われがちですが、美容室の集客を有利にするツールでもあります。
美容室へ電話予約をするというのが煩わしいと思ったことはありませんか?
そんなときにLINEで美容室のアカウントのトークで予約できたら、非常に手軽で便利です。
忙しいから電話予約はあとで…と思っていたお客様も取りこぼすことなく来店につなげることができます。
Web広告
Web広告は大きく分けて「検索連動型広告」と「ディスプレイ広告」の2種類が存在します。
「検索連動型広告」は、Googleなどで検索した際に、検索結果の上部に表示される広告です。
「ディスプレイ広告」は、ニュースサイト、ブログ、その他様々なWebサイト上に表示される、バナー画像やテキストの広告です。
どちらも、多くの人に自店舗の情報を届けられる手法です。
ただし、広告がクリックされるたびに料金が発生するので、設定によっては多くの広告費が必要となります。また、広告の設定には知識と時間が必要です。
実施の際には、十分に検討した上で進めましょう。
ポストチラシ
ポストチラシはの主なターゲット層は、中年~高齢者のお客様です。
特にインターネットを使わない中年~高齢者のお客様は、情報源が郵便物であることがほとんどです。
ポストにチラシを投函しておけば、「どこかに良い美容室がないかしら?」と探している新規のお客様がご来店してくれるかもしれません。
メルマガ
メルマガは、メールアドレスを教えてもらった既存のお客様をターゲットにした集客方法です。
主に再来店を促す情報を届けることで、リピーターとなってもらうための集客方法です。
例えば、次回来店時に使えるメルマガだけの特典などをつけておくと効果的です。
リピーターが「大切にされているなあ」と感じるようなメルマガを心がけてくださいね。
あなたの誠意や優しさは、必ずお客様に伝わります。
広告費をたくさんかければ集客できるってものでもない!
どの媒体に掲載するか、どんな内容にするか、
チラシなら枚数や配布エリア、配布回数など決めなくてはいけません。
根拠なく、決めてしまうと、多すぎたり、少なすぎたり、エリアが検討違いだったりと無駄なコストがどんどんかさんでしまいます。
また、ウェブならホームページ、SNS、ホットペッパービューティなど、どの媒体に掲載するか
掲載ランクはどれにするかなど決める必要があります。
必要以上に高いプランにして無駄なコストが発生したりしてまうことも。
ホームページなら、価格で決めてしまったがために、セキュリティが弱かったり、メンテナンスができなかったりと、安さの裏側に隠れているデメリットに気付かなかったり・・・・。
どの媒体に、どのくらいの費用をかけて、どのエリアに、どんな人に向けて・・・・
など、少ない予算で効率的な広告を出す準備を計画的に行う事が大切です。
スタイルデザイナーの集客・販促戦略
オープンより数カ月前から販促・広告の準備を計画的に進めています。
お店の場所やお店のコンセプトによって、集客効果が高い媒体が異なってくるので、そのお店によって広告の媒体や内容は異なります。
また、ターゲット層によっても、媒体の種類で効果の出方が違ってきます。
チラシが効果のあるエリアや、ホットペッパービューティが費用対効果のある場合、またSNSで費用がかからず集客出来る場合など、お店のコンセプトや立地、ターゲット層等によって、効果のある媒体って違ってくるので、
スタイルデザイナーは成功事例をもとに、お店の立地やコンセプトに合わせた集客・販促戦略を提案します。
また、スタイルデザイナーと提携しているチラシ業者や、安心で低価格なホームページ業者を紹介しますので、
業者選びの煩わしさが無く、掲載までの流れがスムーズです。
過去の美容室チラシやホームページの事例も見れるので安心です。
スタイルデザイナーでは、初めて独立開業を目指す美容師のための「美容室独立プロジェクト」実施!
美容室独立プロジェクトでは、なんと自己資金150万円〜の低コストで開業が可能です。
個人で開業するよりも低コスト&低リスクで経営が始められ、
美容室経営ノウハウを持った専任スタッフが全面的にサポートするので、経営初心者でも安定した持続可能な経営を目指すことができます。
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