独立開業コラム
- 2022.07.21 美容師で独立開業を実現!オーナーへインタビュー「ICH・GO」向ヶ丘遊園店 潮田健太オーナー
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今回は、ICH・GO向ヶ丘遊園店の潮田オーナーにお話をうかがいました。
潮田オーナーのお店は、駅前の再開発が進む向ヶ丘遊園駅北口を出てすぐ目の前の好立地で、小田急線のホームからもお店がよく見えて、とても目立ってわかりやすく申し分のない場所にあります。
予約をしなくてもふらっと立ち寄れる、ありがたい存在。
落ち着きのある洗練されたインテリアが素敵なお店です。
このような素敵なお店のオーナーとなった潮田さんの、これまでのストーリーが気になります。
また潮田さんは、なぜスタイルデザイナーでの独立を選んだのでしょうか。
さっそくお話をうかがっていきましょう。
美容師として独立するまでの経緯について
はじめに、潮田オーナーが美容師として独立するまでの経緯についてお聞きしました。
ーこちらの美容室を開業されたのはいつで、年齢はおいくつでしたか?
2019年3月に開業したので、もう3年ちょっとでしょうか。
開業当時は38歳でした。
ーいつからご自身の美容室を持ちたいと思っていましたか?
もう20年くらい前に美容師免許をとったころから、ずっと「いずれは自分で店を持ちたい」と思っていました。
美容師オーナーとして独立開業を決めたその理由とは
ずっと自分のお店を持ちたいと思っていた潮田オーナー。
しかし独立まではさまざまな道のりがあるはずです。
いよいよ独立して開業するわけですが、独立開業を決めたその理由や心の動きなども聞いてみました。
ーなぜ独立したいと思ったのか、その理由を教えていただけますか?
独立する前は16年間正社員として美容師をして、たくさんの経験を積ませてもらって、年齢も30代中盤に差しかかっていたので、前からずっと思っていた独立をしようと真剣に調べているうちに、すぐ壁にぶつかってしまいました。
- ✔個人ではよい物件を確保できない
- ✔個人では求人ノウハウがないのでスタッフの確保が難しい
- ✔個人では店舗を広げていくのがむずかしい
ー独立前、フランチャイズの美容室オーナーにはどんな印象をもっていましたか?
フランチャイズオーナーだと自分の思い通りにできないなどの理由から、美容師の間ではあまりいい印象がもたれないことも多いようです。
しかし僕は、フランチャイズオーナーの印象はそれほど悪くはありませんでしたね。
僕としてはフランチャイズも視野にあったので、フランチャイズによりけりだとは思いました。
ー独立前の職場ではどのようなサロンで働いていましたか?
当時の僕が担当していたお客様単価は、平均して8,000円くらいでした。
客層は指名制なのでスタイリストによってさまざまでしたが、僕は意外とギャル系の方が多かったです。笑
年齢層が高めの方よりも、ギャル系の方のほうが得意だったかもしれません……。
僕は男なので、男性がかわいいと思う女の子に仕上げてあげればいいので、美容師としてやりがいはありました。
ー差し支えなければ店長だったときの年収はいくらくらいでしたか?
じつはけっこうもらえていたんですよ。年収は、5~600万円だったと思います。
いいときで月に50万円を超えるとか、ふつうにありました。
指名のバックとかもありましたし……、少ないときでも40万円を切ることはなかったです。
美容室を開業するために準備したこと
美容師としての経験を重ね、店長としても順風満帆だったように思える潮田オーナー。
しかし店長にとどまることなく、独立開業へ着々と歩を進めて行くのですね。
ここからは、独立にあたって開業のために準備したことをうかがってみました。
ー独立のためにどんな準備をしましたか?
まずはノートに計画を書きました。
あとはネットでも調べましたし、本もひと通り読みましたね……。
一般的な開業に関する本とか、成功した美容師さんの本とか、30冊くらいは読んだと思います。
それからセミナーにも5〜6回は参加しました。
スタイルデザイナー以外にも、他社の美容室開業セミナーを受けたと思います。
【潮田さんの独立準備】
- ✔ノートに計画を書く
- ✔ネットで調べる
- ✔独立開業に関する本を30冊以上読む
- ✔スタイルデザイナーの独立相談会
- ✔スタイルデザイナー以外の美容室開業セミナー
ー独立する上で不安や困難はありましたか?
とにかく集客が一番不安でしたし、経営面でも不安がありましたね。
いろいろと勉強してシミュレーションはたてたものの、実際そのとおりにいくという保証はどこにもありませんから。
ー1人経営で独立という選択肢も視野にありましたか?
ありました。
しかし1人経営は不安が大きすぎましたし、店舗を広げられないとも感じました。
自分の目標は店舗を広げて、自分が現場をあがることなんです。
ほかにも集客のための広告は、どの媒体にどの位の費用をかけたらいいのかもわからないし、ホットペッパーで上位に表示させることなどは金銭的にムリだと感じました。
そんなノウハウも実力も、自分にはありませんから……。
【1人経営の不安】
- ✔店舗を広げられない
- ✔1人では金銭的にも労力的にも効率的な求人ができない
- ✔経営面での不安
スタイルデザイナーで独立開業した経緯について
ここからは、スタイルデザイナーについて聞いてみました。
スタイルデザイナーには、美容師さんにとってメリットがたくさんあります。
一般的なフランチャイズは縛りやルールが多いことを気にするオーナーも多いのが現実です。
しかしスタイルデザイナーは、一般的なフランチャイズとは違います。
オーナーの自由度が高いところが自慢でもあるフランチャイズです。
なぜ潮田オーナーがスタイルデザイナーを選んだのか、そのあたりも伺っていきましょう。
ちょっとドキドキしますね。
ースタイルデザイナーを知ったきっかけは? 出店を決めた理由は何ですか?
スタイルデザイナーを知ったのは、インターネット検索だったと思います。
いろいろと勉強したり話を聞いたりしたなかでも、スタイルデザイナーが一番現実的に店舗展開ができそうだと感じたため出店を決めました。
スタイルデザイナーは担当(サロンカウンセラー)をつけてくれるという話でしたし、実際に多店舗展開しているオーナーさんがいるという実績も決め手になりましたね。
店舗見学に行ったときには、自分の中ではほぼスタイルデザイナーに決めていたと思います。
その際に数字的な話もあり、ロイヤリティの話などもあったと思います。
帰宅後に自分で試算をしてみて、「イケるな!」と確信がもてました。
ースタイルデザイナーに決めてから独立開業するまでに不安はありましたか?
もうすべてが不安でした。笑
オープンして本当にお客さんが来てくれるのかな、などですね。
しかし、スタイルデザイナーのサロンカウンセラーがその不安を共有してくれたので、とても助かりました。
個人でやっていたらどうなっていたかと思うと、こわくなります。
ーロイヤリティについてはどう思いますか?
正直、高いと思いました。
前の社長にも聞いたんです。
でも家賃やサポートの厚さも考えると、妥当といえば妥当なのではないかといわれ納得しました。
ーそれなのになぜスタイルデザイナーに決めたのですか?
スタイルデザイナーが手がける店舗をいくつか見て回ったり、カウンセラーから収支計画やシミュレーションをだしてもらったり、具体的な細かい数字まですべて教えてもらえたんです。
ありがたいですよね。
その時に聞いた事をもとに、いろいろと自分で収支を計算してみたら「余裕だな」と感じたんです。
またそれまで抱えていたさまざまな不安を、スタイルデザイナーなら払拭できるとも思いましたね。
何か1つが決め手になったわけではなく、物件とか経営サポートとか、いろいろと含めて総合的にみてスタイルデザイナーに決めました。
気になる美容室開業に関するお金のことや年収について
ここからは気になるお金のことを、もう少し深掘りしてうかがっていきます。
スタイルデザイナーで開業をして、はたして潮田オーナーの収入などはどう変化したのでしょうか。
ー以前のサロンと比べて客単価が下がることについて、不安はありましたか?
客層がガラッと変わってしまうのではないかという、懸念はありました。
以前のお店は客単価が8,000円くらいでしたから、わりとおしゃれをして美容室に来る方が多かったんですね。
それが客単価が下がることで、「前回と一緒」というオーダーや「伸びた分だけ切って」などのオーダーが増えて、似合わせの提案の機会が少なくなってしまい、美容師として張り合いがなくなっちゃうかなって……。
しかし実際には、おしゃれをして来てくれるお客様が多いので安心しました。
これは、お店づくりを工夫したからかもしれません。
【お店づくりのポイント】
- ✔店販に今のトレンドを取り入れた人気のあるお洒落な商品を置くようにした
- ✔スタッフの立ち居振る舞いに気をつけた
- ✔ムダなものを置かないようにした
- ✔雑誌ではなくてタブレットにした
このようなお店づくりをした結果、以前は男性のお客様も多かったのですが、女性の方もたくさん来てくれるようになりました。
ー独立の流れの中で迷ったり、トラブルや失敗などはありましたか?
もう決めてからは迷いなく突っ走ってきました。
求人の面ではスタッフもけっこう来てくれましたし、とくにトラブルはなかったですね。
今は求人がむずかしいといわれているなか、おかげさまで、うちはたくさんの応募があり、スタッフが揃った状態でオープンを迎える事ができました。
そのあたりは、スタイルデザイナーが求人サポートに力を入れてくれたからだと思います。
これは個人ではとてもできないことです。
ースタイルデザイナーに加盟してよかったことは?
スタイルデザイナーに加盟してよかったことはたくさんあります。
オープン当初、いろいろな経営的な数字を見てもそれがいいのか悪いのか判断できませんが、スタイルデザイナーなら経営判断の基準をもっているサロンカウンセラーに聞けるのがよかったです。
あとは、ポップなどを作ってくれるのも助かります。個人ではポップなんて作れませんから……。
それと定期的に開催されるオーナー会議ではオーナー同士で話ができるのも、すごくいいと思っています。
最近はコロナでできませんでしたが、食事をともにしながらざっくばらんにさまざまなオーナーのお話が聞けるのは、とても貴重な機会ですね。
個人で出店していたら、他の美容室の経営状況や具体的な施策などを知ることはできません。
比べる対象があるからこそ、自分のサロンの強みがわかりますし、自社の弱い所や欠けている所が見えてくるものです。
比べる対象がなければ、自分のサロンのどこがよいのか、悪いのかもまったくわからないため、売上が悪くてもどこをどう改善したらよいのかもわかりません。
こういったところも、スタイルデザイナーがとても心強い点です。
ー実際に独立して、雇われていた時と経営者になってから何が大きくかわりましたか?
仕事のやりがいが大きくなったことです。
雇われているときは、どうしても自分の与えられた役割の中でしか物事を決めることができなかったのですが、今では自分の考えで自由にできるので、挑戦できる幅が広がり仕事のやりがいが増えました。
それと独立前は、たとえ子どもの運動会などでも休みづらくてなかなか行けなかったのですが、今はスタッフと話し合いつつ休みを調整できるので、行けるようになりました。
雇われているときには子どもの運動会だから休みたいとは、なかなかいいづらいものなんです。
今はスタッフにも休んでいいと言っていますし、自分もスタッフもお互いが遠慮なく休みがとれる環境づくりを意識しています。
このように全部自分で自由にできることが、経営者になって変わったことですね。
ー実際に独立開業して収入面はいかがですか?
収入面でいえば、家に入れられるお金は増えました。。
僕のおこづかいもかなり上がりましたよ!笑
美容室を経営することになってご家族の反応は?
独立開業はご家族の同意なくしてはできないことです。
ここからはご家族について、とくに奥様の反応を伺ってみます。
ー奥様から独立したことについて何か言われますか?
自分では意識していなかったのですが、以前は家庭でもイライラしていたこともあったようですが、今はそれがなくなったといわれます。
ー奥様は最初から独立に賛成でしたか?
いえ、最初は反対でした。
最初はとても不安だったと思いますが、今は僕が独立したことをよく思っているようです。
ー今はご家族もハッピーということですね
はい、そうです♪
スタイルデザイナーで美容室開業から3年を超えた今|そしてこれからの夢
最後に、1店舗目の美容室オープンから3年を超えて、潮田オーナーが今思うことと今後の夢をうかがいました。
ー独立までの一連で、何か後悔していることはありますか?
後悔と言えば、やめてしまったスタッフのことが心残りです。
もう少しこうすればよかったんじゃないかなどと思うことは、つねにあります。
ー実際にスタイルデザイナーのフランチャイズオーナーになってみて、独立以前の印象と何か変わりましたか?
これはスタイルデザイナーだからこそだとは思いますが、サポートが思っていたよりも厚いと感じます。
- ✔商品の案内などをまめにもらえる
- ✔専用の連絡ツールでこまめに情報を送ってもらえる
- ✔何か聞いたときにすぐに返答がもらえる など
正直、もう少し適当かなと思っていたんです。
すべてのフランチャイズというわけではなく、このサポート力はスタイルデザイナーならではだと思います。
とても心強いです。
ー専用の連絡ツールではどんな情報が役にたっていますか?
最新の情報や他店の情報がもらえるのは、すごく助かります。
- ✔お得な商材が出ると教えてくれる
- ✔今売れ筋の商品情報がわかる
- ✔他店の売上が見られるので、自店の経営状態と比較できる
ー最後に、今思う将来の夢を教えていただけますか?
店舗を増やしていきたいです。
多店舗展開、最低5店舗はいきたいですね!
いずれはそれらをまとめて、管理オーナーになることです。
場所のこだわりはないので、いい物件にめぐりあえればどんどんいきたいです!
スタイルデザイナーは物件力も高いので、向ヶ丘遊園店のようにいい物件が見つかることを期待しています。
【ライター後記】
今回訪れたICH・GO向ヶ丘遊園店は、広すぎず狭すぎずと程よい広さの素敵なお店でした。
洗練されたインテリアと清潔感のある店内、リラックスできるチェアで、美容院の時間をきれいにしてもらえるだけでなくリラックスタイムとしても過ごせそうです。
また潮田オーナーとスタイルデザイナーの担当者さんとの関係性が、お互いを信頼しあっていて素敵だなと感じました。
インタビュー中、オープン前からの思い出を振り返っている様子を見ると、まさにオーナーと担当者が一丸となってオープンまで二人三脚で並走し、今もなおその関係が続いているのだと思います。
そして今後の夢を語った潮田オーナーと共に、これからも歩んでいくのだろうという予感がします。
独立開業は自分の思い通りになる反面、とても孤独で不安なことも多いはず。
そんななかスタイルデザイナーの存在は、おそらくオーナーさんにとって、とても心強い存在なのではないかと感じました。
スタイルデザイナーでは、独立を考えている美容師さんからのご相談をお受けしています。
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