独立開業コラム
- 2023.03.17 個人で美容室開業は難しい?契約前日に白紙撤回からの開業実現へ【リアプト 十日市場店】秋田健太郎オーナーへインタビュー
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今回お話をうかがったのは、2022年3月にオープンした【Liapt(リアプト)十日市場店】の秋田健太郎オーナーです。
横浜市緑区のJR十日市場駅からほど近い好立地に位置するLiapt(リアプト)十日市場店は、オープンから1周年。
秋田オーナーは、フランチャイズを手がけるスタイルデザイナーでの開業をはたしたわけですが、そこに至るまでには紆余曲折があったようです。
じつは、はじめからスタイルデザイナーでの開業を考えていたわけではなかった秋田オーナー。今思えば危険すぎる開業へと進んでいたとか……。興味がありますね。
くわしくうかがっていきましょう。
これから美容室の開業を考えている方は、ぜひ参考にしてみてください。
秋田健太郎オーナー|独立前の美容師としての経歴
独立以前は、大手チェーンの美容室で働いていた秋田オーナー。
23歳で店長に抜擢されてからは、メキメキと頭角をあらわしてきました。
やがては美容師の指導育成をおこなう講師として、長く教育にもたずさわってきたのです。
美容師としての技術は卓越していた秋田オーナーですが、講師となるとそれ以外にも人望やさまざまな能力が必要となります。
そんな多彩なスキルを持ち合わせていた秋田オーナーは、おとな向けのサロンでサロンワークもこなしつつ、ヘアショーやコンテストへの出場など幅広く活躍をしていました。
日本国内だけにとどまらず、台湾やタイ、中国など世界でも海外向けの美容師育成にあたっていたそうです。
美容師としての活動はすべて成し遂げたといっても過言ではない秋田オーナーの美容技術は、社内でも非常に高く評価されていました。
たのもしい美容師さんですね。
危険すぎた美容室独立開業までの流れ
そんな才能あふれる秋田オーナーが独立をはたすまでには、どのような流れがあったのでしょうか。
個人での美容室独立開業を考える
美容師としても講師としても、じゅうぶんな経験や実績を積んだ秋田オーナーですが、開業や経営に関しては知識がないため手探り状態でのスタート。
自分なりの方法で開業準備を進めることにしたのです。
美容室を開業するために、物件や事業計画書が必要だと考えた秋田オーナーは、とりあえず物件を探したり外注で事業計画書を作成してもらうことに。
しかし当時を振り返りながら秋田オーナーはこう語ります。
- 「今思えば、あのまま開業していたらと思うと恐ろしい……」
- 「そもそも開業まではたせなかったのではないか」
今だからこそそのように思えるそうですが、当時は開業や経営に関する知識がなかったため、それほど危険なこととはまったくわからなかったとか。
じつは美容師の技術には長けていても、開業の知識をもち合わせていないがために、このような「しくじり」はわりとありがちなんです。
1人でも成功できると思い準備したこととは
秋田オーナーは、当初美容室の開業は1人でもじゅうぶんやっていけると、簡単に考えていました。
開業の知識がなかったこともありますが、それほど大変なことだとも思っていなかったとか……。
そんな秋田オーナーが自分で開業するために準備したことは、次のとおりです。
- ✅物件を探す
- ✅事業計画書を作成してもらう
- ✅資金集めを漠然と考える
これ以上に細かいこと、たとえばスタッフの求人や集客をはじめ美容室の経営に必要な部分はあまり頭にありませんでした。
物件探し
秋田オーナーは休日のたびに不動産屋へ足を運び、物件探しに明け暮れました。
しかし、個人ではいい物件を見つけることはかなり困難です。
苦労はしたものの、なんとかようやく物件が見つかったので、そこに決めようとします。このころの秋田オーナーは「開業させなきゃいけない」と、かなり追い詰められたような気持ちになっていました。
事業計画書を外注して作ってもらう
物件が見つかったので事業計画書が必要だと思い、外注で事業計画書を作成してもらいます。
なんとなくそれなりの事業計画書ができあがり、それにあわせてさらに1人で動き出そうとします。
自己資金で足りない開業資金は借りればいい?
開業には資金が必要ですが、秋田オーナーはそれほど深く考えておらず、身内から借りたり借り入れをしてまかなったりするのだろうと、資金については漠然と考えていました。
誰しもそうでしょうが、そこまで潤沢な自己資金はなかったようです。
個人での美容室独立開業の厳しい現実|やるべきことが山積み
物件が見つかり事業計画書はできたものの、その先どうしたらいいのかもわからなかった秋田オーナー。
当然ですがそれだけで開業ができるわけではありません。
美容室を開業させるためには、物件や事業計画書以外にもやるべきことが山積みです。
✅資金の調達
✅店舗の工事
✅スタッフの確保……大まかに見てみてもこれだけのことを、短期間ですべて1人で進めていかなければなりません。
やがて秋田オーナーは仕事も手につかなくなるほど、悩んでしまったとか……。
「これで本当に開業できるのだろうか?」と、頭をかかえる日々が続きました。
それなりのお金を投じて事業計画書を作成してもらったわけですが、準備を進めていくうちに「個人での独立開業は非常に厳しい」と感じるようになります。
途方に暮れた秋田オーナーは、苦労して見つけた物件の契約直前にスタイルデザイナーへ話してみることにしたのです。
契約直前にスタイルデザイナーへ
悩み疲れた秋田オーナーがスタイルデザイナーに話を聞いてもらったところ、次のような点が明確になりました。
- 「やはり自分ひとりで開業して経営を成功させることは難しい」
- 「美容師や講師としての実績はあっても経営のことはわからない」
- 「このまま進めては危険だ」
物件と事業計画書の危険性
スタイルデザイナーのサロンカウンセラーに相談したところ、「危険すぎる」とアドバイスをされました。
自分で見つけた物件がそもそも事業計画的に無理があったのです。
美容室の経営を成功させるためには、事業計画で決めたコンセプトに合わせた開業予算や収支シミュレーションにもとづき物件を選ぶ必要があります。
先に物件を決めてしまい、それに寄せる形で事業計画を作成すると、どうしても無理が生じて理想的なサロン経営にはつながらないのです。
スタイルデザイナーのフランチャイズで独立開業へ
美容師としては高い技術をもっている秋田オーナーですが、一時は開業失敗への危ない道のりをまっしぐらに突き進んでいたのです。
スタイルデザイナーのサロンカウンセラーから、一つひとつ的確なプロのアドバイスを受けた秋田オーナー。
ここで秋田オーナーは、1人で開業までこぎつけるのは無理だと感じました。
そして、美容室開業サポートのプロであるスタイルデザイナーで開業することに決めたのです。
スタイルデザイナーであれば、事業計画作成や物件探しもトータルでサポート。
開業予算やオーナーの理想に基づき作成した事業計画書に合った物件探しをするので、理想のサロン経営を実現しやすい物件で経営がスタートできるのです。
物件契約前日に個人での開業は白紙撤回
スタイルデザイナーでの開業を決意した秋田オーナーは、1人で見つけた物件の契約直前に個人での開業を白紙撤回にしました。
事業計画書作成にかかった代金や多少の違約金など損失はあったものの、このときに決意したからこそ、今日の秋田オーナーがあるのです。
2022年3月に横浜市緑区十日市場の好立地で美容室オープン
スタイルデザイナーでの開業を決めてからの秋田オーナーは、その後順調に開業の準備を進めました。
自分の仕事もしながら、休日を利用して準備をしたり、自分でできないところはスタイルデザイナーがやってくれるので、無理なく効率的に準備がはかどったそうです。
晴れて2022年3月、秋田オーナー44歳のときに、横浜市緑区の十日市場駅近くの好立地に自身の記念すべき第1号店をオープンさせました。
スタイルデザイナーでの開業を決意した理由
はじめは個人での開業準備を進めていた秋田オーナーですが、最終的にスタイルデザイナーでの開業を決意したわけです。
その理由を聞いてみました。
- ✅スタイルデザイナーならノウハウがあるので安心感がある
- ✅スタッフが親身になってアドバイスしてくれる
- ✅開業も経営もトータルでサポートしてくれる
- ✅美容室開業・経営に関して実績が豊富
- ✅物件力がある
- ✅オープンまでのスケジュールを逆算したアドバイスもしてくれる
- ✅資金面でも低コストで安心だった
- ✅ひとりでやろうと考えていたときより精神的にも余裕ができた
スタイルデザイナーで独立開業してよかった点
実際にスタイルデザイナーで独立開業をしてよかった点をうかがいました。
美容室開業・経営に特化した適切かつ効率的なプロ目線の事業計画やアドバイスがもらえた
スタイルデザイナーは、グループ店舗もたくさんあり実績も豊富。
そのため美容室開業や経営に特化した、適切かつ効率的なプロ目線の事業計画やアドバイスをもらえた点がよかったと、秋田オーナーはいいます。
働きながら開業準備が進められた
スタイルデザイナーなら専門スタッフがサポートして動いてくれるので、自分の仕事をしながら開業準備が進められたため、スムーズに開業までできてよかったそうです。
1人で開業しようと準備していたときには、考えることやしなくてはいけない事が多すぎて仕事も手につかない状態でした。
よい物件が入手できた(立地・家賃・個人では入手できない)
個人では物件探しに苦労した秋田オーナーでしたが、スタイルデザイナー物件力でとてもよい物件が入手できました。
個人では探せなかったり、たとえいい物件が見つかったとしても貸してもらえなかったり、などはざらにあることです。
スタイルデザイナーであれば、個人では入手できないような条件のよい物件を見つけて確保できます。
美容室の経営がうまくいくかどうかは、物件の良し悪しで大きく左右されますが、秋田オーナーは納得の物件を手にできました。
- ✅立地のよさ
- ✅好立地にもかかわらず家賃が安い
- ✅個人では契約ができない物件
満足のいく物件が確保できたことは、スタイルデザイナーだからこそといえるでしょう。
単価が上がった
以前勤めていたチェーンの美容室にくらべて、単価が上がったそうです。
自分の店舗を持つことで1人のお客様にじっくりと向き合えるようになったため、お客様の悩みを聞き、それにふさわしい提案ができるようになったからでしょう。
じっくりと店販の紹介もできるので、売上も上がります。
また店販に関しては、本部がいいものを開発・紹介してくれるので、本当にいいものであり自信をもってすすめられて、さらに「間違いなく売れる」ようです。
結果的に、顧客満足度も秋田オーナー自身の満足度も上がっています。
これから美容室の独立開業をめざす人へのアドバイス
これから美容室の開業をめざす人へのアドバイスを聞きました。
これから美容室の開業をめざす人へいいたいことは、「とにかくスタッフの求人は大変」ということです。
秋田オーナーは、開業以前は軽く考えていたようですが、実際にはなかなか条件が合致するスタッフは集まらないのが現実だとか。
これはどの店舗でも同じ悩みのようです。
サロンカウンセラーから見た秋田オーナーは立派な美容室経営者へと成長
スタイルデザイナーの担当サロンカウンセラーから見た、秋田オーナーについてもうかがってみました。
サロンカウンセラーは、最初の相談からずっと二人三脚で秋田オーナーのサポートをしている心強い存在。
最初に秋田オーナーに会ったときと比べると、当然ですが美容室経営者としての自覚が出ててきたと感じるそうです。
経営者としての責任感が強くなり、スタッフのことも親身に考えていて、すばらしい経営者に成長したと思います。
やはりこれは「給料を払う立場になったからこそ」とのことでした。
経営者・秋田オーナーの思い
経営者となった秋田オーナーはこう語ります。
- 「スタッフの思いも実現させてあげたい」
- 「アシスタントにも働きやすい環境を整えたい」
- 「スタッフみんな、幸せになってもらいたい」
スタッフへの思いを、先日は少しですがボーナスで還元したようです。
それがまたスタッフの励みになり、相乗効果がうまれることでしょう。
将来の夢はもう1店舗と田舎にも1店舗開業したい
一時は危険な開業へと突き進んでいた秋田オーナーですが、その後スタイルデザイナーで無事に開業をはたし、現在のリアプト十日市場店をオープンさせて約1年。
秋田オーナーに将来の夢をうかがいました。
将来的には「もう1店舗もちたい」と夢を語る秋田オーナーです。
さらには「自分が生まれ育った田舎にもできれば1店舗もてたら理想的」とのこと。
秋田オーナーの夢は広がりますね。
スタイルデザイナーでの独立開業は、このように1店舗開業して終わりではありません。
店舗経営をしながら経営ノウハウをしっかりと学べるので、その後の展開がのぞめることも大きな魅力です。
1店舗目が軌道にのったら次の店舗展開へと、夢を現実にしているオーナーはたくさんいます。
秋田オーナーの夢も、きっとかなうことでしょう。
そして「今の、余裕をもった働き方のまま成長していければ、理想的だと感じます」と語る秋田オーナー。
雇用する側も雇用される側も、そしてお客様もすべてがハッピーにまわることが理想のスタイルです。
すでにリアプト十日市場店では、そのサイクルができ上がりつつあります。
今後もますますすてきなお店になることでしょう。
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